虫よけの選び方

暑い日が続きますね。

今回は暑さとともに増えてくる夏の虫、蚊の対策についての記事です。

ドラックストアに行くと、虫よけのお薬がたくさん売っていますが、どれがいいのか悩みませんか。

ぜひそんなときの参考にしていただければ…!

まずは主な虫よけのお薬の特徴を見ていきましょう。

<お薬の形?>

お薬の形はシューっと吹き付ける(高圧ガスが充填されている)エアロゾルタイプやミスト状のスプレータイプのもの、液体・ジェルタイプ、シートタイプのものがあります。

エアロゾルタイプやスプレータイプは広範囲を楽に塗れる一方、吸入に気を付けながら使用する必要があります。

液体・ジェルタイプは塗り広げる必要がありますが、余計な所に付く心配はありません。

ただ、エアロゾルやスプレーも首筋など顔に近い所に使用する際は、手に取ってから塗り広げる必要がありますので、使い分けられるという意味ではエアロゾルやスプレータイプに分があるかもしれません。また最近見られるシートタイプは持ち運びにも便利ですね。

<忌避剤、ディートとイカリジン>

蚊が嫌がる成分(忌避剤)として、大きくはディートとイカリジンがあります。この場合の忌避剤とは、蚊が吸血までには至らないというもので、蚊を殺したり近寄らせなかったりするものではありません。あくまで、人の肌に着地しても刺させない•吸わせないというイメージです。

<濃度と使い方>

ディートとイカリジンの使い方を見ていきましょう。

共通して、濃度が高いほど持続時間が長いため、塗りなおしの手間や塗りなおすまでに刺されてしますリスクを減らすことができます。

従来、ディートを使用した製品は濃度12%が最大でしたが、2014年のデング熱の国内感染をきっかけとして、高濃度の製品が日本でも販売されるようになりました。

違う成分間での濃度の比較はできませんが、ディート10%とイカリジン5%はどちらも塗布後6時間で100%の忌避率があることがわかっています。

また、ディートには使用回数に制限があります。

12歳未満に使用させる場合は保護者等の指導監督の下で、以下の回数を目安に使用する

・6ヶ月未満の乳児には使用しない

・6ヶ月以上2歳未満は1日1回

・2歳以上12歳未満は1日1~3回

一方イカリジンは回数の制限がないため、汗をかきやすく頻回に塗りなおしたいお子様にはイカリジンがおすすめです。

ただし、効果のある虫の種類はディートの方が多いため、避けたい虫に効果があるのかをパッケージでよく確認してから購入しましょう。

効果的に虫よけを使って、よい夏をお過ごしください!