有隣病院の回復期リハビリテーション
有隣病院では、明るく広いリハビリ室に約70名もの職員が在籍しており、「回復期」「療養」「外来」「訪問」のリハビリテーションを行っています。回復期で入院されている患者さんに対しては、「退院前訪問」を積極的に行い、安心して在宅へ帰れるように調整を行なっているのも有隣病院の特徴の一つです。また、退院後の在宅生活を見越して、「屋外訓練」も随時行なっています。退院後のフォローとしては、「外来リハビリ」および「訪問リハビリ」も行っており、退院後のフォローアップにも積極的に取り組んでいます。
リハビリの主な内容について
理学療法
①筋力の回復
弱った筋力を回復する必要があるため、道具やトレーニングマシンを使用し、全身の筋肉に負荷をかけて動かすことで筋力を増強します。
②関節可動域の回復
硬くなってしまった関節を柔らかくし、狭くなってしまった関節の可動域を広げる必要があります。このことでスムーズに行えなくなってしまった日常生活動作を取り戻すことに繋げます。
③自力歩行の回復
立ち上がり、歩く、そして座るという、一連の動作は日常生活にはなくてはならない基本的な動作ですので、立ち上がる、歩行する、座るといった訓練を繰り返し、日常生活に適応していくようにしていきます。
作業療法
①日常生活動作の回復
生活に欠かすことのできない動作、「食事する」「着替える」「トイレに行く」「入浴する」といった動作のリハビリを行います。
②日常生活に関わる関連動作の回復
「調理する」「掃除をする」「洗濯をする」といった家事の動作、「屋外を歩行する」「買い物する」「公共機関を利用する」といった「外出」のリハビリを行います。
③職業関連動作についての回復
社会復帰に向けた「作業能力」「耐久性」「集中力」向上のリハビリを行います。
④高次脳機能や精神機能の回復
「記憶障害」「失語症等」「注意障害」などの高次脳機能障害のリハビリを行います。また、生活意欲の向上や認知症の予防などのための精神的なサポートもします。
言語聴覚療法
①言語の回復
発音や発声のリハビリを行います。
②嚥下機能の回復
首や肩、胸郭、口腔器官の運動、嚥下を行いやすくするための体操、口腔周囲のマッサージや運動など、嚥下機能のリハビリをします。
③高次脳機能の回復
数字や記号を覚える、書き取りや計算などに集中する、メモを取ったり日記をつけることで記憶の低下を補う、アラームを使用して時間の管理を行うなど、脳機能が活性化のリハビリを行います。